インサイド
「なんかわかった気がするし、少し責任もあるのかも。えーとね、僕は四組の白井です。女の子がいると思って来たでしょう」
「あぁっ、うんそうっ。ハルカちゃんって書いてあったから、絶対そうだと思ってたの。そうかー、うん、いるよね、ハルカくんって男の子、たまに」
「あ、読み方はハルカじゃなくて」
「違うの? なんて読めるの?」
「ヨウとも読めます。あんまり使わないらしいけどね」
ハルカ……じゃなくて、ヨウくん。
あぁ、その方が男の子っぽいかもしれない。
などとの考えを口に出そうか少し迷い、危ういところで止めおいた。
初対面でしょうが。私たち。
「あぁっ、うんそうっ。ハルカちゃんって書いてあったから、絶対そうだと思ってたの。そうかー、うん、いるよね、ハルカくんって男の子、たまに」
「あ、読み方はハルカじゃなくて」
「違うの? なんて読めるの?」
「ヨウとも読めます。あんまり使わないらしいけどね」
ハルカ……じゃなくて、ヨウくん。
あぁ、その方が男の子っぽいかもしれない。
などとの考えを口に出そうか少し迷い、危ういところで止めおいた。
初対面でしょうが。私たち。