佐山君とバスケ
「大丈夫か?早苗。」


私は沙羅達が行った後、膝の力が抜けて、へなへなと道端に座り込んだ。


「こ…怖かった…。」


そんな私の頭を、佐山は優しく撫でてくれた。



「佐山…ありがとうね」


「おう。大丈夫だ!お前は強いんだからさ。弱くなんじゃねーよ?俺のコーチだろ?」


「…うん」


佐山の優しさに涙がでそうになるも必死でこらえて立ち上がった。
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