佐山君とバスケ

熱血クラスと決勝戦

クラスマッチ二日目。



この日も順調に勝ち進み、あとは3時からの決勝戦を待つのみとなった。


私は他のチームをボーっと見ていると、麻里ちゃんが走ってきた。


「梅田さん!梅ちゃんって読んでいい?」


そういえば、中学の時のあだ名もコートネームも梅だった。

「いいよ。」


「次勝てば優勝だよ!がんばろうね?」


「うん」


この子いちいちかわいいなー。こういうニコニコしたかわいらしい子は得だよなー。


私も笑えば少し増しになるのかな?



とりあえず笑ってみよ。



「梅ちゃん。」


「ん?」


「笑顔下手すぎ」
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