佐山君とバスケ
「梅…あたしの負けだよ。やっぱりあんたはバスケ上手いよ。あたし…現役なのに…」


「沙羅。沙羅の方が上手いよ。沙羅がスリーポイントキメてたら私絶対負けてたもん。」


「梅…。」



座り込んだまま泣く沙羅。

「沙羅ちゃんだっけ?ほら!立てる?」


沙羅に手を差し伸べたのは隼人だった。


「あ…梅田先輩…ありがとうございます」


「俺の最後の大会終わったら自主練見てあげるよ。」

「あ…お願いします。」


顔が真っ赤な沙羅。


「隼人さんと沙羅ちゃん、いい感じじゃん?」



「そうだね」
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