佐山君とバスケ
「早苗…おはよ」



「うん。おはよ。」


「あ、ごめん寝てたな」


「先に寝たのは私だし」


「あーあんまりかわいかったからチューしちゃった。」


え…。


チ…チュー?


キス?



「いいじゃん付き合ってんだし。」


「ファーストキスだったのに…」


「俺がファーストキスの相手じゃ嫌なの?」


「そうじゃなくてさ、寝てたから私…」


しょぼんとする私を見て佐山が理解したように「ああ!」と言い、私にキスをした。


「何?」


「今起きてるからキスしたの」


「ふーん」


「何?キスだけじゃたりないの?」


「ばかっ!」
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