佐山君とバスケ
「俺も着替えてくるわ!」


佐山も着替えに行った。


私一人か…。


今日はやけに冷える気がする。


夜船くんが着替え終わって、私のところにきた。


「早苗、今日オカンが旅行に行ってておらんのやわ。悪いけど飯作ってくれへん?」


「えっと…それはつまり夜船くんの家に行くってこと?」


「まあ、そうなるな。」


「佐山も行くの?」


「あいつはこんけどちゃんと了解もろたわ。」


「じゃあ私が美味しいものを作ってあげるよ!」


「ほんまか?おおきに」




夜船くんはとてもうれしそうな顔だった。

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