眼帯にkiss
ビキッ
「あちゃ…」
やっべ。軽く閉めたつもりなんだけどドアについていたガラスにヒビがはいった。
「みぃーとぉーー!!」
田口が立ち上がってこっちにずんずんと進んで来る。
うん。こういう時は…
「逃げるが勝ち!!」
ばっと風の様な速さで廊下を走る。
「くぉお゙るぁあ゙ー!!待ちやがれーーっ!!」
そして続く突風もとい、田口。
「あはは」
笑ってる後ろから爽やかな笑顔で追いかけるたーさん。
「待てーこいつぅーっ!!」
「うふふ。こーこまーでおいでー」
なんていうのは誰かの妄想で…そんなアホな光景もなく、
「ま…ちがれってんだよ!!」
「ギャーハッハッハ!待つかバーカ!!」
無我夢中で追いかけるたーさんにそれを見て爆笑&涙目で逃げる自分。あ、恐怖の涙じゃないから。笑い過ぎて死にそうなだけだから。
「オッサンは座って、茶でも飲んどきな!!」
因みにあたしもお茶飲む。
「誰がオッサンじゃー!!俺ぁまだ27だー!!」
「四捨五入するとー?みーそーじー!!ギャハハハー!!」
わざと質問して自分で答える。
三十路三十路♪ただのオッサン♪
「こんの減らず口がぁあー!!」
「あっ思い浮かびました!!
水都、歌います。
みーそーじ、みーそじー♪
おーおおおおーオッサァン♪」
チャーラーラ、チャーララ、ラーララララープップー♪
のあれでやってみた。
「あー味噌ラーメン食いてぇ。」
こんな時でもお腹は空くものである