眼帯にkiss
バタンッ
「こんちわー!!」
裏口のドアを開けて言う。
「レイコさーん!!腹減ったーっなんかくれー!」
開いた先には厨房があり、そこに料理を作っている人が数人いる。
あたしはその中にいるであろう人物に声を掛けた。
「ヒメ!!何度言えば分かるの!!言葉使いには気をつけなさい!いつ何時、お客様が聞いているのかもしれないのよ!?」
この口煩いオバ…じゃなかったレイコさんはここの店長で、料理人としても働いている。
「いやーすんません、つい。そんな事よりレイコさんご飯ちょーだい。昼食食べてなくてさー繋ぎにパン食べたんだけどねー。食べてる間もお腹が鳴りっぱなしでさー、だから。」
ね?お願い。お腹を抑えながら首を傾げて言った。
「いいけど…そう言えばヒメ、今日来るの早くない?」
まあざっと一時間くらい早いね。
「ガッコー早く終わったんですよ。」
「じゃあご飯食べたら出てくれない?一人足りなくてね。」
「良いですよー。」