眼帯にkiss




―――――…

――――――――



只今授業中。


あたしはひたすら食っている。


「くぉらあ!!水都(ミト)ぉお!!」

「らんふか?」


国語の教師がお怒りの様だ。


「おん前授業中にパン食ってんじゃねーよ!!最後の授業ぐらい遅れず真面目にやれぇ!」


「あふぇ、ひょおひょひゅひょうっへ、ほへんへへほはふほ?」


説明しよう!今のは

あれ、今日の授業って、5限目で終わるの?



「いい度胸だ。」

そう言う先生のこめかみには今にも血管が切れそうな怒りマーク達がある。


…ごくん

食べていた物を飲み込む。

「っんあー。

でもよ先生。あたし今食わねーと腹がなって恥ずかしいんだよ。」


言ってるそばから腹がなった。
ほらー。よく鳴るだろー?


「今ここで食ってる時点で恥じれ!!」


「人間、食欲・睡魔・金欲には勝てねーんだわ。」


「良し、HR終わったらとりあえず職員室に来い。」


「自分に素直に生きる。これ、あたしの鉄則。」


「お前をミッチリ一時間シバいてやる。」


「先生も素直になればー?きっと良いことあるってー。」



話が噛み合ってない、とクラスメイト達が同じことを思っていた。








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