眼帯にkiss
「怪力…」
ボソッと何かを言われた。
「んー?何か言ったかー?」
「いっいえ!何でもないです!!あははは…」
何故か椅子に座りながらピシッとなっている。
「…まあいいか。」
それを聞いてホッと胸を撫でおろした。
何にホッとした?意味分かんねー
「じゃあ今日の授業はここまで。何か質問あるかー?」
何人かが、ないでーすと答えた。
…結局隣の奴から借りたシャーペンは折れた。食いもんを持ってなかったからだ。
でもこれは言わないでおこう。最低のクズとか言われそうだ。
「きりーつ、礼。」
クラス委員長が号令をかけた。それに従い、全員立って礼をした。
(まあ、一応折っちまったもんはしょうがねえし買って詫びる…しか、ねえよな。)
「ごめん。買って返すわ。」
「あ…う、うん。」
「マジごめんな。」
授業も終わって今からHR。
はーら~へ~ったぁあぁ~~
担任の言葉なんか右耳から入って左耳から出ていってる。
「………~なので…~~です。……あ、あと水都さんは職員室にすぐ来てね。」
げっあいつ柄にもなくチクったんかよ。
「あーい。」
と適当に返した。
職員室…行くのか……
はあ、だりーな。
あ゙ー腹へった。