きゅんキュンぱ二っク
『あははっ!梓ちゃん優しいね!』
秀くんが笑顔で言った。

「え...?」

『純のことをそこまで気にかける奴いないからさ!』
聖くんがまたまた笑顔で言った。

気にかけない...?同じグループのメンバーなのに?
それって...

『おぉ-っとマズイ!じゃあ俺はこれで!』

「えっあ!ちょっと待ってください!」

私はマネージャーさんの後を追いかけた。

『大丈夫、あいつらは優しいから!
あ、俺の名前は 斉藤 蓮だよ』

「はい...」

そう言うと斉藤さんは走って行ってしまった。

「はぁ、私やっていけるかな?」

私は振り返ってその大きな建物に向かってつぶやいた。
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