きゅんキュンぱ二っク
「失礼しま......す」

スゥースゥー...

真っ暗で静かな部屋に寝息だけが響いている。

やっぱり、純くんはいるんだ!!

私は持っていた携帯でその部屋を照らすと...

....!!!
上半身裸!!!

私はクルッと引き返そうとしたとき。

『ん...あぁ...』

ビクッ!!!

私は恐る恐る振り向いて彼を見た。

「なんだぁ、寝返りうっただけかw」

私は純くんの顔に目をやった。

綺麗...

私は知らぬ間に彼に近づいていた。

「まつ毛長いし肌つるつるだなぁ...」
そうつぶやいた瞬間ーーー

グイッっ

「キャっ!」
私は純くんに手を引っ張られベットに倒された。
両腕を掴まれて純くんが私に乗っかってる状態...
おまけに暗くてむやむやたらに動けない!!

これって...ヤバイ!?!?

と、次の瞬間。

プニッ...

優しくて生温かいものが唇に当たった。

あれ?何だろう?この感じ...
凄く落ち着く...

『梓ちゃん、だいじょ....っあぁ!!!』
ドアがバンっと開かれ入ってきたのは
メンバーの皆だった。

ドアから入ってくる廊下の明かりが
私と純くんをものの見事に照らしてくれた。

私の目の前には純くんの顔があって...
ってことはさっきのは...

「キス!?!?」






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