愛を抱きしめて
その手紙を紙飛行機にして、空に、未来に飛ばした。
私に幸せがくるのだろうか?
これからもいじめは続くはず。
「えっ?もうこんな時間!教室もどんなきゃ…。」
これからなにをされるかもしらず、私は教室にもどった。
ホームルームも終わったようで、教室には数人しか残っていなかった。
そこには、由奈と水菜もいた。
なにしてるの?って声をかけたところで、無視されるのはわかってる。
私は鞄をとり、家に帰る事にした。
三浦さんと中島さんがいないうちに、早く帰っちゃお。
そう思った。
下駄箱にいくさい、トイレの前を通らなくちゃいけない。そうしないと1階に通じる階段がないから。
「おーい。安曇、なに勝手に帰ろうとしてるわけ?」
「授業もさぼってとことん最低なやつだな。」
あっ…。三浦さんと中島さんだ…。会わないと思ったのに。
「ちょっとこっちきなよ」
呼ばれた先はトイレだった。
2人は私を力ずくで引っ張って、トイレに引き入れた。