愛を抱きしめて






大好きな空のしたで、時がすぎてくのをただひたすら待っていた。



そういえば、こないだ授業で"夢"をテーマにした作文が宿題にでた。



夢?今の私に夢なんかない。作文も未提出のままだ。






昔は看護士とか、保育士とか人のやくに立つ仕事がしたかった。
でも、もうその夢の輝きはどこかへ消え去ってしまっていた。




「もう…わかんないよ。」




夢とか友情とか…。都合のいい言葉。
そんなもの、いらない。っていっても私にはなかった。



「あっ!そうだ!」



ポッケから、紙とペンを出した。私の必需品。




拝啓、未来の愛へ。
ねえ?今、私は何してますか?
楽しく、生きていますか?

今は正直かなり辛い。
友達も信用できない。夢もない。
人を好きになれなくなった。


未来の私には、
友達も、夢も、大切な人もいるのかな?
いれば、いいけど。


愛より



くだらない?いいじゃない。無理だってわかってる、届かないってわかってる。
でも、希望くらいみたっていいじゃない。












< 9 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop