My darling.*
莉桜Side

―――ピーンポーン

「はい」

「あ、長澤ですけ・・・」

「あー!莉桜!!ちょっと待ってねー」

「......はい・・・・。」

相変わらずって感じだな・・・。

柚逢って可愛いし面白いし羨ましい。
小学校の時もクラスの人気者だったもん。

あたしとは違うんだよね・・・。
あたしって男苦手だったし、他の女子は男とばっか喋ってるから
あたしは女子とも喋れず・・・。


「莉桜ー!!」

柚逢が玄関から顔を出した。
その瞬間、女のあたしでもドキッとした。

キャミの上に薄いカーデを羽織って、ショーパン。

足長ッ!!!!
白ッ!!!!

これは男が見たら鼻血ブーッだね・・・。


「あ・・、お・・・お待たせ!」

あたしは笑いながら柚逢の家に入っていった。

ひ・・・・広いっ!!!

リビングが超広いッ!!!!!!!!!!

あたしんちのリビングと比べ物になんないよ!これは!!!


「莉桜、どした?」

「ん・・・なんでもないよ♪」

柚逢っていいな。

「んじゃ、そこ座って」

指差したのはふっかふっかのソファ。
あぁぁーあのソファで寝たいよー!

とか思ってたら柚逢が

「あたしね、早瀬亮って男の子に告白された・・・」

ふーん・・・・って・・・・


えェェぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!

さすが、柚逢!!
モテ女はやるなー!!!!

「でも、早瀬君って彼女がいるらしいの」

「...え」

「その彼女が森永若葉なんだって」
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