My darling.*
あたし・・・どうすればいいの!?
この人は柚逢に話があるのにあたしまで入り込んじゃてるし。

「長澤さんか・・・」

そ・・・・それがどうしたんだよ!!
長澤っておかしいか!?


「長澤さん・・・君ってさ・・・」

今、柚逢の顔が一瞬怖くなったような・・・

「莉桜♪行こうか」

「...う・・・うん」

柚逢はあたしの手をつかんで音楽室にむかう。

あれ?
さっきの人はいいのかなぁ?


―――ガラ…

「こんにちはー♪」

音楽室には優しそうな2年生らしき先輩方がいました。
皆様、ホントに優しそうですなぁ。

「二人ともそこに座って待っててね」

「はい!」

柚逢といすに座る。


「ねー、柚逢?さっきの人はよかったの?」

「...はぁ...」


え!?
なんでタメ息?


「莉桜?気付かなかったの?」

「え?何が??」

なんでそんな怖い顔してるの!?
怖いよぉ・・・。

「さっきの人誰かわかる?」

「...ううん」

え?
あたしの知り合い!?
誰なの!?
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