真昼の月
「もう着いたの?」
「飛ばしたからね」
「それからどこに行けばいいかな」
ナビをつけてるから最寄のコンビニあたりで逢えると言う。
あたしは家から徒歩で5分のコンビニを指定した。
真理子さんには友達に会いに行くとだけ告げて。
「外なんか行ってだいじょうぶなの?」と真理子さんは難色を示したが、あたしはかまわず、気分転換したいから、とだけ言って外に出た。
以前聞いていたパールグレイのセダンタイプの車を見つけ、ナンバーを確認すると、それはトモの車だった。
あたしが車に近づくと、本人が出てきた。
「こんにちは」
想像通りの痩躯で背の高い、ナイーブそうな人だった。
「飛ばしたからね」
「それからどこに行けばいいかな」
ナビをつけてるから最寄のコンビニあたりで逢えると言う。
あたしは家から徒歩で5分のコンビニを指定した。
真理子さんには友達に会いに行くとだけ告げて。
「外なんか行ってだいじょうぶなの?」と真理子さんは難色を示したが、あたしはかまわず、気分転換したいから、とだけ言って外に出た。
以前聞いていたパールグレイのセダンタイプの車を見つけ、ナンバーを確認すると、それはトモの車だった。
あたしが車に近づくと、本人が出てきた。
「こんにちは」
想像通りの痩躯で背の高い、ナイーブそうな人だった。