続・狼彼氏×天然彼女






「…っん…」



本当に、口を塞いできた舜。


しかも、自分の口で。



「…っんん」


「声、出すなよ」



案外すぐに、唇を離してくれたから新しい空気はすぐ吸えたし、寸前呼吸困難にもならなかった。



だからって、恥ずかしくないと言えば嘘になるけど…、



だって、体勢も体勢だし?

このままいくと、やっぱあんなことや、こんなことしかない。



「…聞いてる?」


「え…?聞いて…るよ?」



正直言うと、聞いてないんだけどね。


聞いてないなんて、この上にいる狼に言えるわけないでしょ。




「じゃあさ、声、出すなよ?声出されると、キスしにくいから」


「…っな…」


「…あとは、出してもいいから」



はぁあぁあ??!


なに、そのエロ発言!


最悪なんですけど。



あとは出してもいいから…って、意味が分かんないからっ!



キスしてて苦しい時以外のどこで声を出すって言うの?!





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