続・狼彼氏×天然彼女
舜の手が、あたしの服に触れた。
こ、こ、これは…
ついに…。
あたしの顔は、タコよりも真っ赤になった。
その時になると、やっぱり恥ずかしくなるものであって。
「…恥ずかしいなら…目、瞑ってたら?」
舜には、もちろんバレるわけで。
おでこを、優しくだけどツンツンと人差し指で突っつかれた。
「…ったぁ」
「脱がせれるもんも、これじゃあ脱がせらんねぇじゃん」
「…っな//」
この狼の口は、どんな雰囲気になっても、エロい言葉とかを言い出すんだから。
ほんっとに、呆れるっていうか何ていうか…あたしには理解が出来ないっていうか。
いつになっても…、舜のペースにはついていけない。
「ん、目……瞑って」
あたしの頬を、そっと撫でる舜の手。
それを合図に、あたしは、ゆっくりと目を閉じていった。
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