続・狼彼氏×天然彼女





「ま、ヤダっつっても、泊まらせるけど」



この…変態狼男っ!



やっぱり、一回あぁいうことがあると、緊張感が減って、ヤりたくなるの?



ってか、あたしってば

ほんっとに、天然じゃない?



舜の部屋に泊まったら、襲われるに決まってるのに、



なんであたしは、お泊まりセットなんか持ってきてんだろ。




「つか実紅が、んなにヤりたかったなんて、全然知らなかった」


「…っな、なに言ってんの!?」


「実紅、エロかったんだな」



エロくないわっ!


しかも勝手に解釈しすぎだっつーの!



あたしは、なーんも、エロい発言してないんですけど…。



舜みたいに?


や、ヤろう、とか?



そんなの、この前まで知らなかった単語なぐらいなのに、エロ呼ばわりされるなんて



………最悪だ。



しーかーもーっ!ましてや、舜に言われたくないんですけど?




「…拗ねてんの?」


「は?拗ねてないし」


「「「それは拗ねてんね」」」



――…え?



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