続・狼彼氏×天然彼女
ストンと静かにベッドの上に置かれたあたし。
二度目の、緊張感。
「これでテストの点数低かったら舜のせいだからね」
「…ご勝手に」
それだけ呟き、あたしの上へと被さってきた。
あーあ、ついに豹変したか。
そんな思いも無くすようなキスをしてくる。
あたしにも嫌がる力は残ってなくて
すんなり受け入れていた。
「…嫌がんないんだ?」
分かってるくせに、どうしてそんな事聞いてくるんだろう。
こんな時まで、Sになって、あたしを苛めるのか、この男は。
「こっちのが好都合だけど」
また囁き、カラダを動かす。
背中にあった手は、あたしの身にまとっていたものをキレイに脱がしていった。
誰から、こんな事を教わったんだろう。
どこで、こんな事を習ったんだろう。
そんなことばかりが頭の中に浮かんでくる。
あたしは、絶対こんな事いつになっても慣れないと思う。
恥ずかしいし、照れるし。
舜みたいに余裕なんてない。
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