続・狼彼氏×天然彼女
だって、
正直いって舜の事だから付き合ったらすぐ"ああいうこと"してくるのかと思った。
でも舜はしてこなかった。
その後がすごかったけど。
でも…待っててくれた。
それだけで嬉しかったの、待ってくれてる、それだけで嬉しかったの。
だから…
もうちょっと待っていてほしい。
「たぶん……すぐだから」
「…は?…すぐ?なにが?」
げ…っ
声に出してた…?!
ってか、思いっきり声に出してたよね…うち。
恥ずかしさの余り、
両手で口を塞いだ。
「…で、今のなに?」
「ひひひはいへひーほ(気にしないでいーよ)」
舜は疑いの眼差しに加え、得意の怪しい笑みを浮かべながらあたしの方に近付いてきた。
…………
ってかニヤついてる…?!
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