続・狼彼氏×天然彼女

17・爽やか先生






◇◆◇◆実紅◇◆◇◆



舜がアルバイトの女の子と楽しそうに話してたのを見た。



でもそれは勘違いだったから、安心しすぎて涙が出てしまった。



それから舜に涙を止めてもらい、修夜たちの待つ海へと行った。



「実紅ちゃーん!日焼け止めあったー?……って、あ!」



海で浮き輪でプカプカ浮いてる奈留が叫んだ理由は舜。



舜は具合が悪いから休んでるって奈留に言っちゃったからな。



奈留には事情を全て説明した。



「そんなことがっ?でも修羅場にはならなかったんだぁ…」


「…修羅場?」


「何でもないよっ、さ!早く遊ぼ遊ぼー」



奈留が取ってきてと言った日焼け止めを塗って、また海に入り浮き輪でプカプカ浮いていた。



っていうか、洸太と修夜と舜がいつの間にか居なくなってる。




「…洸太とかは?」



奈留に聞くと、奈留は鬼のような顔で声を低くして答えた。



「……あそこにいる」




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