続･狼彼氏×天然彼女

「凄いと思ったんです。素直に気持ちを伝えることが出来る山崎さんを凄いと思ったんです」


「うん」


「あたしは…全然素直じゃない上に意地っ張りだし、思ってもない事言ったりしちゃって…」


「うん」


「…だから、山崎さんの気持ちにあたしも素直に答えようと思いました」



少し寂しい表情が見えた山崎さんの表情は、だんだんと真面目な表情になり、あたしを見つめた。




素直に話すのは

あまり慣れていない。



だからこそ、悩んで悩んで悩みまくって話せばいい。



ありのままの気持ちを伝えればいいんだと、あたしは、学んだ。




…でも、はっきり言えない。


やっぱり断るってことが入っているから、少しだけど言いづらい気持ちがあった。



でも山崎さんは、こんな時まであたしの気持ちに気付いてくれた。




「いいよ、はっきり言ってくれちゃって」



やっぱりこんな時までそんな事を言う山崎さんは、


これからも皆の憧れとして生きてくんだなと思った。




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