続・狼彼氏×天然彼女






女子だけで取れなかったんだな。

たかがユーフォーキャッチャーで。

あんなの簡単すぎ。



俺は立ち上がり

機会の中にある一つのぬいぐるみを物欲しそうな目で見てるやつの隣まで行った。




「これ欲しいの?」


「…え?」


「取れないんだろ? 取ってやるよ。これでいいの?」



隣に来た俺を見て驚いてる実紅を放っておいて金を機会に入れた。



つうか、本当にこのぬいぐるみでいいのか?



「どれ欲しいの?」



俺が聞くと、今度は実紅はある一つの黄色いクマのぬいぐるみを指差して『あれ』と言った。



黄色いクマは手前の方に置いてあり、一番取りやすい所にあった。



横の矢印ボタンを押して
奥に進むボタンを押した。



するとアームに引っかかり、すぐにぬいぐるみは落ちた。




「ん」


「…え?」


「やるよ。欲しいんだろ?」



実紅にぬいぐるみを渡すと
すぐ後ろからくる強烈な視線に気付いた。





.
< 300 / 466 >

この作品をシェア

pagetop