続・狼彼氏×天然彼女
そのことを全て舜に話すと
舜は何故かご機嫌ななめに。
「分かってんの?」
「な、何が…?」
「男の家に上がるんだぞ」
それが…なに?
いま此処は舜の部屋。
日曜日なのに急に舜に電話で呼び出されて
何故か朝からお説教中。
「土曜だけでも危ねぇのに」
「だから、何が?」
まったくかみ合わない会話。
それに舜は深くため息をついて、更に不機嫌な表情になる。
「いいよ」
「…え?」
「行くんだろ?修夜んち」
「そう…だけど…」
「なら行けよ」
なにそれ!何なのさ!
自分から呼び出しておいて、用が済んだら行けよですか!
そうですか!
なんで不機嫌なんだか知らないけど
訳も分からず不機嫌になられてもこっちは何も出来ないし。
「じゃ!行ってきます!」
嫌みったらしく、そう告げて
舜の部屋のドアをバタンと勢い良く音をたてて閉めた。
.