続・狼彼氏×天然彼女
あまり話す気になれない俺たちの横の席からは
さっきから楽しそうにキャッキャと話してる女子高生がいる。
『ていうかさぁ、隣にいんのって雨宮舜と洸太じゃない?』
『うそ!うち、洸太と同じ中学だったんだけどー』
『マジで?いいなぁ。てか、2人ともかっこよくない?』
『かっこよすぎる!』
その後も女子高生2人は、ありもしない俺たちの噂を言いたい放題言って盛り上がっていた。
例えば、
俺は今まで1000人に告白されたことがあるだとか
俺は人妻に告白されたことがあるだとか
洸太は昔は女関係がだらしなくて本気の恋愛をしたことがないとか
そんな、まるっきりな噂を話したりして盛り上がっていた。
『話し掛ける?どうする?』
『えー、緊張するー』
いつの間にか俺たちに話し掛けるかどうのこうので盛り上がっていた。
はー…、
本当に女って分かんねぇ。
何で話した事もない男の話で、あんなに盛り上がれんの?
男の俺には分かんねぇ。
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