続・狼彼氏×天然彼女
あいつらいったい…
なんだったんだろう。
「きっと舜目当てで話し掛けてきたんだろうな、あの2人」
茶髪の女は明らかに洸太目当てだったような気もするけど。
黒髪の女は、結局俺たちより病院の方を取ったってことだな。
「てか、もう2時か。実紅たちもそろそろ帰ってくんじゃね?」
「…何で知ってんの」
「ああ、2時に帰ってくんこと?修夜から2時には実紅帰すって聞いてたから」
俺には一言も、そんなこと言ってねぇじゃねぇか。
実紅は一日中いるつもりぐらいの張り切り具合で今日出掛けたのに
……何で2時までには帰ってくるって言わねぇんだよ。
「実紅から聞いてねぇの?」
「聞いてねぇよ」
「そうか。てっきり修夜からは聞いてんのかと思った」
は?修夜からも聞いてねぇ。
なんで俺に言わねぇんだよ。
時間言えねぇ理由でも………
待てよ。もしかして………
「洸太、お前さっきから何言ってんだよ」
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