続・狼彼氏×天然彼女
俺はバレないように2人に近付いていった。
しかしこの女化粧濃いな―…。
どーやったら、こんなに濃く化粧出来るんだ?
男の俺には分かんねえな。
「ちょっと!
聞いてんの!」
「はいはい、聞いてますよ」
「ふざけてんの…?」
「全然?」
相変わらず涼介はバカにしたような返事をしている。
あの女、絶対キレてんな。
頭に怒りマークがいくつも浮き出てるし。
ってか涼介なにやったんだよ。
んなに怒らせることってなにしたんだよ。
「本当に最低だね」
「は?なんで?」
「ゆみこの事
フったんでしょ?!」
「フっちゃいけないの?」
「そういうわけじゃ…っ…ないけど…っ」
焦りだした女。
涼介は余裕を
ぶちかましている。
いい気なもんだな涼介のやつ。
.