続・狼彼氏×天然彼女



2人で…っていうよりあたしが1人でしばらく男女の本能について話していると



「おいそこー!2人の世界に入ってないで早く降りてこいよー!」

「イチャイチャすんのは2人っきりになってからにしろよー」

「ヒューヒュー」



あたしたちを冷やかすように男子たちが下へと手招きをしていた。



あたしと舜はブーケを投げるために階段に登ってたから、ドレスに気を付けながら降りた。



外ということもあるからか
春風が首にあたって少しだけ寒く感じた。



「しかし修夜がブーケとるとはなぁ。マジで次に結婚すんのかよ」


「今、婚約者候補を絞ってるとこなんだよ」



最近の結婚式は男もブーケトスをやるらしくて、あたしは本能の事で頭がいっぱいで気付かなかったけど


舜が投げたブーケを、なんと修夜が見事とったみたいだ。



あたし的には次に結婚するのは
優ノ介か洸太カップルかなと思っていたのに、修夜がまさかブーケをとっちゃうなんて……



「実紅ちん、何でそんながっかりそうな顔してんの?」

「…え?」

「俺がブーケとったから?」

「…」

「あ、図星か」



修夜って………あたしの考えてること読み取れちゃうの?


なになに?
テレパシーかなんか?
あたしの心透けてんの?



「まあ、しょうがねぇだろうな。女と遊んでばっかだから」



洸太が溜め息をつきながらそう呟いた。



「何言ってんだよ。最近は本気の恋をしようとだな…」

「女選びのために色んな女と遊んでるだろーが」



修夜は相変わらず女の子が大好きで色んな女の子と遊んでるみたいです。



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