続・狼彼氏×天然彼女



舜はというと、


実家から持ってきたゲームで遊んでる。




「は?!…なにこれ?マジで、ありえねぇ」




言葉遣い、悪…。




「…はぁ?」




舜は一人でゲームに文句を言っているから部屋は舜のキレた声だけが響いていた。



ってかあたしは家政婦かよ。



毎日夕飯作りに来て、作り終わって食べたらすぐ自分の部屋に帰るだけだし。



あたしはなんだよ…。




「出来たよー」


「あぁ」




…まあ、夫婦みたいで嬉しいけど♪



その時あたしは相当ニヤツきが顔に出ていたらしく、舜にツッコまれた。




「なに、ニヤついてんの?」


「へ?」




あたしニヤついてた?

うそ…恥ずかしい。




「また妄想?」


「…また?!ってか妄想なんかしてないっ!」


「じゃあ……エロいことでも考えてた?」


「ぶー…っ!!!!」




思わず飲んでた麦茶吹き出してしまった。


テーブルに広がる吹き出た麦茶を見て、何か虚しい気持ちになった。



.
< 6 / 466 >

この作品をシェア

pagetop