続・狼彼氏×天然彼女
舜はというと、
実家から持ってきたゲームで遊んでる。
「は?!…なにこれ?マジで、ありえねぇ」
言葉遣い、悪…。
「…はぁ?」
舜は一人でゲームに文句を言っているから部屋は舜のキレた声だけが響いていた。
ってかあたしは家政婦かよ。
毎日夕飯作りに来て、作り終わって食べたらすぐ自分の部屋に帰るだけだし。
あたしはなんだよ…。
「出来たよー」
「あぁ」
…まあ、夫婦みたいで嬉しいけど♪
その時あたしは相当ニヤツきが顔に出ていたらしく、舜にツッコまれた。
「なに、ニヤついてんの?」
「へ?」
あたしニヤついてた?
うそ…恥ずかしい。
「また妄想?」
「…また?!ってか妄想なんかしてないっ!」
「じゃあ……エロいことでも考えてた?」
「ぶー…っ!!!!」
思わず飲んでた麦茶吹き出してしまった。
テーブルに広がる吹き出た麦茶を見て、何か虚しい気持ちになった。
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