続・狼彼氏×天然彼女








ホームルームも、洸太のおかげで無事、時間通りに終わった。



…奈留ちゃんに、あさきって子のこと相談しようかな。



自分の席をたった瞬間だった…



「高畑さん」



後ろのドアから、あたしの名前を呼んでいるあさきさんがいた。



……こんな時に。


何のようだよ。



あたしは、嫌な予感がした。



「…なに?」


「ちょっと来てくれない?」



ここは、行くべきなのかな。



舜にはこの人の言うことは信じないほうがいいって言われたし…


だからって行かないと後が怖い気がする。



あー…もう!


どうすればいいの?!



そしてあさきって人は、一体あたしに何がしたいわけ?!



「ねえ、聞いてる?ちょっと来てくれないって言ってんだけど」



どんどん口調が

キツくなってくる。



あたしは行くことにした。



こういうことは、さっさと話し合って決着をつけたいから。








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