彩愛
「はぁー」


何かかわるかと思って
休みの日に昔よくきた街にきてみたけれど、出るのは溜め息ばかり

テーブルの上には氷が溶けてしまったアイスティーがのっている


「帰ろうかな」


そう思いながらふっともう一度窓の外をみた


「えっ?」

窓の外に懐かしい顔をみた気がした

そう思った時にはもう駆け出していた


そうしなければいけないと思ったのだ


だって

なぜかその人は

モノクロの世界の中で


色鮮やかにみえたから
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop