甘いバレンタイン【短編】


「俺,今彼女とケンカ中…」

だから貰えないかも…


と,みみっちい声で言うから少しうざくなった俺はとどめを刺しておいた

「そのうち彼女から別れ話だされたりしてな」


「なんでそんなこと言うんだよ〜!」


いきなり耳元で大声だすな!

こいつには付き合ってられないと帰り支度を始める俺

まだ横ではぎゃ-ぎゃ-言ってるやつがいるが無視


「…拓矢クンかえろ…??」

声のしたほうをみるとそこには俺の彼女,詩歌(シイカ)が首をちょこんとまげながら上目遣いでこっちを遠慮がちにみていた

「…あぁ」

絶対自覚ないんだろうな

はっきしいってこの角度やばい
内心動揺している俺だがさすがにかっこわりすぎるからいつもなんでもない顔をしている



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