ヤンキー王子と平凡お姫様
「待て」

ヤンキーさんが後ろに立っていた。


「え・・・??」


「危ねぇだろ。」


「だ、だいじょ―――」

「大丈夫じゃねぇ。足見せてみろ。」

あたしは怪我したほうの足を見せた。

「痛そうね・・・」


顔を歪めて涼華さんは言った。


「これで大丈夫だ。」
< 13 / 15 >

この作品をシェア

pagetop