ヤンキー王子と平凡お姫様
だけど立ち上がろうとしても足がかくんっとなって立ち上がれない。



「(笑)お前は生まれたばっかの子鹿か!!」


あたしの頭をでこピンして優しく微笑んだ。


ドッキン。


その顔は凄くカッコよかった。

ひょいっとあたしは持ち上げられていた。


いわゆるお姫様抱っこ。

「ふひゃっ!!降ろして!!!」


「降ろしたって歩けねえんだろ?」

「・・・・っ・・」

「おいしょっと。」

あたしはバイクに乗せられた。


「えぇ!!」

「捕まってろよ」

「落ちるって!!!」


「捕まってたら落ちんわ。ぼけっ。」

「ぼけって///」
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