ヤンキー王子と平凡お姫様
バイクは走り出した。


「きゃあああああああああああっ!!!!」


「叫ぶな(笑)」


「だってーーーこれ速いよ!?」


「当たり前だ」

「きゃあああっ!!落ちる!!」


「捕まっとけって(笑)」


あたしは違和感に気がついた。


「ちょ、ちょ、ちょっとー!!!」

「何??」

「学校過ぎちゃったけど-??」

「あぁ。俺んち行くぞ」

な、な、ナヌィ!?

「何で????」

「そんなハンカチ1枚じゃいくらなんでも駄目だろ。」

「大丈夫ですー!!!学校に行かして下さい!!!」

「駄目だって。ってかお前も◎◎高校なんだな。」

え・・・??


お前“も”??

あ。そういえばこの人◎◎高校の制服着てる。。。

「あ。うん!あ、あわっ!!!」


あたしは腕を緩めてしまっていた。



でもなんとか無事捕まることが出来た


「腕緩めてんじゃねぇよ(笑)」



「あぁ。死ぬかと思った。」

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