雪解け水
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あの後、未帆はアタシを屋上に強制連行して、楢橋のことについての相談をしてきた。



いや、"バレンタインの計画について長々と語っていった"の方が正しい気がする。



もちろん、午後の授業はサボり。

けれど、授業中よりも疲れたのは言うまでもない。(未帆はスッキリした顔で帰ったが…)


普段は母親に会わないように何処かで時間をつぶしてから帰るが、今日はあまりにも疲れた為、まっすぐ家に帰ることにした。





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