寂しい復讐


私は...
流されようとしてる...



バカ
バカ
バカ


ほんとに、大バカ...



会いに行こう
そう思ってる...



でもそれは彼にとどめをさすためじゃなく


ほうっておけないから



彼は私を待ってる


例え言い訳するためだとしても


待ってる―――



今まで他の女にさんざん使ってきた手かも知れない


でも...でも...


私――――――



私はケータイを、静かに閉じた...




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