寂しい復讐



「...それで体はどうなの??どこか悪いの??」


私は一番気になっていたことを訊いた


お味噌汁の素を棚に置きながら口を開く彼


「酒の飲みすぎと過労だって(笑)最近寝てなかったから...」


お前からの電話、待ってたから―――



ズキリと痛む胸




押し寄せる罪悪感





「あ...ごめんなさい」



「いいんだ.たいしたことないから明日には帰れるらしいし(笑)」


真木―――



悪かった...




彼はうつむいた



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