寂しい復讐
ビニール袋が手に食い込む
買いすぎたかな...
しばらくはコンビニに行かなくてすむように
しっかり買い込んだ
さっ美味しいの作らなきゃ
ドアを開けると
先生が勢いよく
奥から走って来た
「真木っ!?」
「あぁ.ただい―――」
ガバッ―――
いい終わるまでに
抱きしめられる...
「...誠志さん??」
「出て行ったかと思ったっ!!風呂から出たらいないからっ!!」
何度も角度を変え.頬を私の頭にこすりつけて抱きしめてくる
「びっくりさせんなよ...まじで焦った...」
「ごめんなさい...夕飯の材料買いに行ってただけなの」
この時...彼がいかに孤独か、思い知った...
ごめんなさい―――
私も抱きしめ返した