寂しい復讐
「ウッ...チカさん??ごめっごめんなさいっ私...知らなくてぇ...うウッごめんなさいっ」
許しをこう私に“チカ”はこれ以上怒りの矛先は向けない
「いいわよ...アンタ悪くないみたいだし」
私の顔を覗いて肩をさすってくれる
「悪いのはアンタでしょ!?誠志!!!!」
再び勃発する戦争
わっと私は泣いて
走り去る――――
「真木っ!!」
彼の声なんて聞こえないふり
部屋を飛び出した―――