月華の鬼姫
「そう、鬼の住家だよ。
覚悟はいい?」
「えっ?なんのk「入りますよ。」
私がなんの覚悟か聞こうとしたら
襖を開けてニコッと笑う美形。
こっ…こいつ…!!
「覚悟はいい?」
って聞いておいて、
返事は聞かないのかよ…
さっきもこんなのあったような…
「総司、近藤さん呼んで来い。」
「土方さんって
人使い荒いよね…?」
襖を開けた途端、
部屋の主…黒髪の美男子に
「呼んで来い」と言われた美形は
ぶつぶつと文句をいいながらも
黒髪の言葉どうり
近藤さん?を呼びに行った。
残されたのは…
今だに部屋の前に佇む私と
部屋の中から私を睨む
美形が言っていた…
黒髪の美男子
鬼の副長…――。