月華の鬼姫
〜土方目線〜
「私は紅月紗希だ。
ちなみに、長州じゃない」
やっと名乗りやがった。
自ら穴掘ったからか
かなり不屈そうだかな。
それより、長州じゃない…か。
「証拠は?」
「…ない。」
俺を見る真っすぐな目…
嘘じゃなさそうだな。
でも怪しい事に変わりねぇ
「しばらく此処に居てもらう。
それが出来ないなら今すぐ斬る
お前に選択肢をくれてやる
どうする…?」
「…選択肢じゃないじゃん
わかった…此処に居る。」
紅月は顔をしかめてはいたが
此処に居る事に同意した。