月華の鬼姫

〜土方目線〜


「私は紅月紗希だ。
ちなみに、長州じゃない」



やっと名乗りやがった。


自ら穴掘ったからか
かなり不屈そうだかな。


それより、長州じゃない…か。



「証拠は?」


「…ない。」



俺を見る真っすぐな目…

嘘じゃなさそうだな。


でも怪しい事に変わりねぇ



「しばらく此処に居てもらう。
それが出来ないなら今すぐ斬る
お前に選択肢をくれてやる
どうする…?」


「…選択肢じゃないじゃん
わかった…此処に居る。」


紅月は顔をしかめてはいたが
此処に居る事に同意した。






< 22 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop