月華の鬼姫



「あれ…?
斬らないんですね…?」


「あんた、沖田だっけ?
そんなに私を殺したかった?」


「そりゃあもう!!」




ギャアギャアうるせぇな…


まぁ、総司も遊び相手が出来て
俺に悪戯する事もなくなんだろ



「トシ!!幹部にはいつ伝えるんだ?」


「そうだな…朝餉が終わった後
部屋に集めておく。」


「わかった。
紗希君、しばらくよろしく頼むよ」


「…はい」



近藤さんはそう言うと
部屋を出て行った。

それにしてもコイツ…
近藤さんにだけは素直だな…




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