月華の鬼姫



でも…、


例え命の恩人じゃなくても

助けてもらった事に
変わりないか…



「ありがとうございます…」


「………………ふぅ〜ん。」







なに…?


その反応…?





「ん?あぁ、気にしなくていいよ
ただ、君が馬鹿だってわかった
だけだから。」


「はぁ…!?私が馬鹿!?
どうやったらそうなるッ?」


「君が怪我したの肩だけでしょ?
それなのに、僕が命の恩人だって
言った途端、お礼言うからさぁ〜」



それはあんたが
「早くお礼言わないと殺すぞ」
的な殺意を込めた目をしたから!!


しかも、私だってさっき
あんたが思った事思ったし!!



なんなのコイツ…

絶対性格捻くれてるよ…





< 8 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop