君を傷つけたのが僕だとしても・・・
僕が君を傷つけた。
「ねぇ、本当に・・・
私でいいの・・・?」


「うん。」


俺達はホテルの一室にいた。


付き合って二週間。
俺と伊織は初めて
結ばれようとしていた。



「本当に・・・私で・・・?」


「どーしてん?」


ホテルに入る前から
ずっと不安そうだった彼女、
今にも泣きだしそうだった。


俺はそんな伊織を
後ろからそっと抱きしめた。


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