君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「ちょっと田中さん!!」


悠次は伊織と田中さんの間に
割って入った。



「あっ、悠ちゃんいたの?」


「なんスかこれ?」


悠次は映画のチケットサッっと
田中さんの手から取った。



「ああ、ちょっと!!」


「映画だぁ? 伊織と・・・?」


悠次はギロッと田中さんを睨んだ。



< 17 / 293 >

この作品をシェア

pagetop