君を傷つけたのが僕だとしても・・・
悲しみのどん底・・・
そして、次の日・・・


伊織は病院の前にいた。


そっと目を瞑り、掌を胸に当てた。



大丈夫・・・

大丈夫・・・


そう何度も自分に言い聞かせた。



「ふぅーっ・・・ よし!!」


伊織は覚悟を決めたように頷くと、
ゆっくりと病院の中へと入って行った。


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