君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「いや、そうですけど、
さすがにそれは・・・」


「目を覚ましたかも
しれへんのに!!」


「そんなこと・・・」


俺はなんだか顔が赤くなった。



「フッ、冗談やって!!
それよりこれどうぞ!!」


雅美さんが差し出してくれたのは
大きな弁当箱だった。


「これ・・・」


「昨日の残り物やけど。」


そう言って、雅美さんは
ちょっと舌を出した。





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